【研究しょぼい?】修士の研究成果は運次第

勉強

どうも、たか (@takamos_couple) です!

修士課程で研究を行っている方々の中には

あれ、他の人と比べて自分の研究しょぼくない?

と悩み、自分に能力がないのでは?と落ち込む方は多いと思います。

でも大丈夫です。

修士の研究成果は大体が「運」で決まります。皆さんに責任はあまりありません。

この記事では、修士の研究成果は運次第と言い切れる理由についてまとめていきます。

こんな方々におすすめ!
  • 研究がしょぼいと悩んでいる方
  • 研究テーマが悪いのではと思っている方
  • 研究がつらい方

それではどうぞ!

▼研究がつらいときの対処法考えてみました。

修士の研究テーマはどう決まるか?

まず、修士の学生の研究テーマの決まり方についてです。

基本的にテーマは所属する研究室の教授から与えられるものが多いです。

研究室には持っているノウハウや使える機器、予算などの制限があります。

それら全てを考慮して研究テーマを考えるのは修士の学生にとって非常に困難ですので、基本は教授陣からテーマを与えられることが多いです。

研究テーマによってどの先生、先輩の下につくかも変わるため、それによって成果の出やすさが変わるのは当然ということになります。

修士の研究成果が運次第である理由

修士の研究テーマは教授によって与えられることが多いですが、それはつまり、

研究成果に直結する3つの要素を選ぶことができないことを意味します。

研究成果に直結する3要素
  • テーマ
  • 教授(上司)
  • 先輩

それでは3つについてまとめていきます。

テーマ次第

研究は、現状世界に正解がないものを探求する営みで、どんなことをテーマに研究するかで成果の量が変わることは当然です。

特に、そのテーマが何を目指していて、どんなデータを取ればいいかが明確になっているかが重要です。

現に、多くの研究代表者が、研究成果が出ないのはテーマ設定が悪いからと考えているようです。

【あなたのその研究テーマ、続けますか? 変えますか?】

実体験としても、学部4年で全く成果を出せなかった学生が、修士に進学し研究テーマを変えた途端に成果が出るようになったこともあります。

このように、研究成果が出ない要因の一つにテーマ設定があることが分かります。

教授次第

話やすい人柄か

教授が話しやすい人柄かどうかは非常に重要です。

これは研究を進めるには、仕事と同様に報連相が欠かせないからです。

これが、人の話を聞けない(話に被せてくる)人だったり、嫌みばかりの性格破綻者であったら、

報連相にかかる精神的な重圧が重いために、報連相の質と頻度を保つのは難しくなっていきます。

現に、私の研究がうまくいかなかった要因の一つは、こういった人柄の教授陣とうまくコミュニケーションをとるのを怠ってしまったことがあります。

ですので、教授が話しやすい人柄かが大事になるわけです。

目標を明確にしてくれるか

教授がそのテーマのビジョンを明確に持っているかが大事になります。

修士の学生にとって、テーマに沿って目標・手段を正確に定めることは非常に難しいと思います。

ですので、テーマ設定者の教授がいかに明確にロードマップを頭の中で描けているかが大事になるわけです。

具体的には、「~を計測する」「~を作製する」という目標が具体的か、その目標が妥当かが大事です。

これが定まっていないと、データが出るごとにテーマの方向性が変わり、右往左往して時間を浪費することになります。

このように、教授がそのテーマのビジョンを明確に持っているかが大事になるわけです。

先輩次第

話しやすい人柄か

教授同様、先輩が話しやすい人柄かどうかが大事になります。

研究で分からないことがあった際や行き詰った際に真っ先に相談する人は直属の先輩になると思います。

いきなり教授に相談に行くのは、いくら教授が話しやすい人でも気が引ける部分があるためです。

この先輩が話しにくい人柄であった場合、コミュニケーションが減っていき、問題を抱え込む悪い方向に流れがちになるかと思います。

ですので、先輩の人柄も重要になるわけです。

成果に直結することを学生はあまり選べない

このように、研究成果に直結する3つの要素、テーマ、教授、先輩の要素を学生はコントロールできません。

そのため、修士の研究成果は運次第と言えるのです。

研究がうまくいかないとき、悪いのは必ずしも自分だけではないので、

もし研究がうまくいかずに自信を失っている人がいれば、このことを意識してうまくストレスを逃がしてあげてほしいです。

運次第なら努力する意味はあるのか?

ここまで、研究成果は運次第である理由をまとめてきました。

しかし当然、運次第なら努力しなくてもいいわけではないと思います。

先ほど引用した記事を見ると、学生やポスドク、助教といった研究代表者でない方々は、

研究成果が出ない理由を「自分の努力が足りないから」と結論付ける傾向があるようです。

これはつまり、

自分に原因を求めて改善を続けようと考える人が、アカデミックで生き残れる確率が高い

ということも意味すると思います。(アカデミックでなくても多分そう)

ですから、成果が出ないのは自分だけのせいだけではないと認識しつつ、自分のやれることに集中することが大事だと思います。

視野狭窄に陥らず、かつ努力を放棄しないバランス感覚を身に着けていきましょう!

▼学生が研究をする意味を考えてみました。

まとめ

以上、修士の研究成果は運次第でした!

成果が出ないことで自分を責めすぎると、メンタルが落ち込んで、それによってまた成果が出なくなるという悪循環に陥りがちです。

そういった方は、いったん冷静になって今の環境を見つめなおすことも大切だと思います。

元気に楽しく研究できるように、自分のできることに集中しましょう!

それでは!

▼失敗しない研究室の選び方

▼理系大学院生の就活奮闘記




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この記事を書いた人

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