どうも、たか (@takamos_couple) です!
あ~研究成果出ないな、、、就活やばいのかな、、、
こんな風に不安になっている大学院生も多いと思います。現に僕もそうでした。
研究を始めて1年を経過するのに論文化できそうな目途は全く立っておらず、自己嫌悪にさいなまれる日々でした。
だからこそこんな方々に声を大にして言いたい。
絶対に大丈夫!!ほかに大事なことがたくさんある!!!
今回の記事では、自分の体験談を交えながら、なぜ理系就活で大した研究成果が必要ないと言えるのか、しょぼい研究成果でも就活で成功する方法を解説します!
こんな方々のお役に立てれば幸いです!
それではどうぞ!
大した研究成果がいらない理由
修士の研究成果は運要素が大きいから
ご存じの通り、修士の研究成果には運が大きく関わります。
どんな指導教官の下にいるか、先輩の下にいるか、どんなテーマで研究を行っているのか、、、
こういった要素で大きく研究成果は大きく左右されます。
そしてこれらの要素は修士の学生にはほとんどコントロールできないものです。
もちろん成果が出ないことを環境のせいにして努力しない人間は論外ですが、能力のある人間が環境によって埋もれてしまうことも往々にしてあります。
こういう埋もれてしまった人間を発掘するために、ESや面接といった就職活動のプロセスがあります。
そうでないなら、論文数だったり学会での発表数だけで採用すればいいですよね。
研究成果は運によって左右されるなら、これだけで採用可否を決定はしないと思います。
▼修士の研究成果が運次第であることを主張している記事です。
修士はポテンシャル採用だから
勘違いされがちですが、修士は学部生と同じくポテンシャル採用です。
それは、研究成果は運に大きく左右されることや、研究室と企業では環境がかなり違うという点から、研究成果だけで入社後の活躍を予測することが難しいためです。
ですので、就職活動を通じて面接官にポテンシャルを見せつけることが出来れば、研究成果など関係なく採用されます。
重要なのは人柄
修士の就活面接では、意外と研究以外のガクチカを中心に聞かれることも多いです。
これは、採用プロセスを通じて採用担当者が知りたいことが志望者の人柄だからです。
そうでないならばESも面接もせずに研究成果だけ見て採用を決定すればいいだけのことなので。
もちろん研究成果が出ているのならガクチカで研究を挙げて実績もアピールできれば良いのですが、研究成果の有無は数ある評価要因のうちの一つに過ぎないのです。
研究成果なしで就活成功する3ステップ
これまで修士の学生は研究成果がなくとも就活で成功できる理由をまとめてきましたが、
もちろん研究成果はあるに越したことはないですし、研究成果のない人間が何の努力もせずに就活で成功できるわけではありません。
ここからは具体的にどんな行動をとれば研究成果なしで就活で成功できるかをまとめていきます!!
ESの添削を重ねる
まずは最初の関門、ES選考で通過する確率を上げることを考えていきます。
僕自身、夏のインターンで出願した10社ES選考で全滅という経験をしているので、ES作成の重要性は身に染みて分かっています。
以下の3つがポイントになります。
草案を作って添削をたくさん受け修正し、chatGPTでさらに修正する
ESの作成は自分視点だけでは不十分です。
なぜならESを読んで合否を判断するのは他人だからです。
ここで重要なのが作成したESを多くの人に添削をしてもらうことです。
これを通じて、どんなエピソードのウケがいいのか、今のESにどんな要素が足りないのかといったことをあぶり出していきます。
こういったデータが取れたらすぐ修正し、その後更にchatGPTで修正してもらいます。
こうすることで、多くの人にとって魅力的なエントリーシートが出来上がります。
なお、chatGPTで1から理想のESを作成しようとすると中々難しいです。
自分の思い通りの文章を作ってもらうには相当プロンプトを考える必要がありますし、細かなバックグラウンドを加味した文章を書くのは現状難しいと思います。
ですので、ESはまず自分で作って他人に添削してもらい、文章を整える際にAIを用いることをおすすめします。
できるだけ多くの企業に提出して合否のデータをとる
こうして推敲を重ねたESを、次はできるだけ多くの企業に提出してください。これはインターンの時期から始めると効果的です。
こうすることで企業風土や業界ごとにどんなESがウケがいいのかといったデータが取れるはずです。
こういったときに過去に通過したESを見れるサービスを用いると効果的です。
鉄板エピソードを定める
こういった試行錯誤を経てとったデータをもとに、自分の鉄板エピソードを定めます。
ただここで終わらず、この鉄板エピソードで主張する自分の特徴を、さらに補強するエピソードも準備しておきます。
なぜなら鉄板エピソード1本だけでは、面接のフェイズにコマを進めた際にボロが出るためです。
この段階でどんな自分をアピールするのかを固めておきましょう。
▼夏インターンでのES全滅と再起の物語
面接の練習を重ねる
こうしてESの改善に取り組んだ後は、面接の改善です。
ESをしっかり作っていると、どんなエピソードで自分をアピールするのかは固まっているはずです。
ですので、「自己アピールをしてください」といった、何を話せばいいのかが分かりやすいセットプレーのような質問には暗記で対応できるはずです。
セットプレーが出来たなら、あとは流れの中のプレーを磨いていく必要があります。
これは質疑応答での受け答えや、相手の顔をみて話の長さを変えたり、態度を変えたりといった臨機応変さです。
これって相手が望んでいることを汲み取って実行する能力なので、ESのように急に改善するのは難しいと思います。
なので面接の経験をたくさん積み修正を重ね、リラックスした状態で面接に臨めるようにするといった解決策が一番だと思います。
▼ES改善→面接大失敗→再起の物語
▼就活における能力って何だろうって考えた文章あり
研究内容を分かりやすく説明する練習を重ねる
上の章で散々研究成果はいらない理由を説明しましたが、だったら研究について何も知らなくていいのかというとそれは違います。
ここで適当なことを言っていたら、自分の仕事に責任を持てない無責任な人間に写る可能性があるので相当悪印象だと思います。
ですから、成果は出ていなくとも分かりやすく説明する練習は重ねる必要があります。
僕は大学でド基礎物理化学研究を行っていたのでこの点は特に努力しました。
以下が研究を分かりやすく説明する際のポイントです。
キャッチコピーを考える
当然ですが、面接官は自分の研究テーマに関しては素人同然です。
その相手に対してつらつらと研究の話をしても、暖簾に腕押しです。
人間最初によく分からないと思ったらそこから話を聞くのが難しくなります。
だからこそ、キャッチコピーが大事になるわけです。
流石に大きく出過ぎた例えにはなりますが、
「光の偏光によって分子の向きを変えることを試みる研究です。」
↓キャッチーに
「光を用いた究極の分子操作を実現を目指す研究です。」
こういったキャッチーな言い換えをすることで相手の反応は格段に良くなるはずです。
例え話を考える
キャッチコピーを考えて相手の注意を引くことに成功したら、あとは例え話を用いて研究を理解した気にさせることが重要になります。
キャッチコピーで注意を引いてもそこから専門用語のオンパレードではせっかく引いた注意も離れていきます。
ですので、しっかり話を聞かせるために例え話でダメ押しします。
僕が使っていた例え話はこんな感じでした。
「プラズモンで光をナノスケールまで絞り込んで、特異的な光学現象を観測する。」
↓例え話で分かりやすく
「太陽光を虫眼鏡で集光して黒い紙に当てると、焦点でのみ紙が燃えるという現象をご存じだと思いますが、僕はこれをナノスケールで行う研究を行っています。」
こういった例え話をすることで、面接官から話が上手いというフィードバックを貰うことが多くなったので、例え話の破壊力は凄まじいです。
ES、面接は改善できる
以上のことを意識して改善作業を続けていけば、必ずや納得できる就職先に内定することが出来ると思います。
自信を持って頑張ってください!!
まとめ
以上、【研究成果ない】修士の就活に大した研究成果はいらない【安心しろ】でした!
就活中一番してはいけないのは、自己嫌悪の悪循環に陥ることです。
もしあなたが研究成果を持っていなくても、上で書いた改善作業を続けることが出来る人ならば、
あなたには確実に能力があります。研究成果が出ていないのは運が悪いかモチベがないだけです。
自信をもって取り組んでください!!!!!!👍
たかもすブログは理系学生の研究や就活の不安を解消できるような記事を投稿していますので、ぜひ他の記事も読んでみてください!!
▼ちなみに学士、修士だったら研究成果なしでも修了できます。
▼研究って何のためにやるか考えたことありますか?
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