どうも、 たか (@takamos_couple) です。
今回は理系大学生ならば必ず経験する「研究室配属」についての記事です。
後悔しない研究室の選び方をまとめたので、
これから研究室を選ぶ方々はもちろん、文系出身の方々にも楽しんでいただければ幸いです!
それでは行きましょう!
どの研究室に入るかによって生活ががらりと変わる
まず一つ、皆さんに申し上げておきたいことが、
どの研究室に入るかによって、日々の過ごし方は全く異なるということです。
参考までに、左側に僕の1日のスケジュール、右側にとある研究室の人の1日のスケジュールをお見せします。
僕は研究以外にも様々なことをしたいと考えている性質なので、研究は毎日数時間で収まっていて、とある研究室の友人は、研究第一の研究室で毎日12時間以上研究活動を行っています。
僕が物理化学系で友人が有機化学系であることもありますが、生活スタイルが全く違うことは分かるでしょう。
そして、生活スタイルは研究室の意向により変わることは間違いありません。
研究第一主義の研究室で自分の生活スタイルを貫くのは、かなり面の皮が厚い人でない限り肩身の狭い思いをすることになると思います。
学部で卒業するとしても、最低でも1年間の自分の生活が、研究室分属に大きく関わっていると考えたほうが良いです。
研究室とのマッチング
満足のいく研究室生活を送るにはまず、自分に合う研究室に入ることが何より重要です。
そしてどの研究室が自分に合うかを考えていくうえで、仲間内やSNSでの情報収集があるとは思いますが、当然、実地調査が一番大事です。
ということで、研究室訪問は絶対に行ってください。それも複数行った方がいいです。
直接訪問することでしか感じられない、研究室の雰囲気等が必ずあるので、「あの研究室はブラックらしい」とか、「あの研究室はゆるい」などの噂話を鵜呑みにせず、積極的に行きましょう。
研究室訪問
ここからは、研究室訪問で僕がよく確認したことを紹介していきます。
直観もすごく重要だと思うのですが、言語化できる部分だけまとめてみました。
▼もすも研究室訪問はやるべきって言ってます。
自分の研究に対する姿勢とマッチングするか
まず1つ目です。
皆さんは将来アカデミックや研究職など、研究で食っていきたいと本気で思っていますか?
それならば、研究室選びは研究実績重視で選んだほうが良いと思います。
その場合、研究室のHPで、過去の論文実績で学生が積極的に論文を書いているかどうか、博士の先輩方が学振に通っているかどうかを確認しましょう。
学振とは
日本学術振興会の特別研究員として、毎月支援金を給付される、研究者を養成するための制度。
それとも研究以外で食っていく、または特に決まっていないですか?
それならば、これから紹介する、人との相性重視で研究室は選んだほうがいいと思います。
教授陣との相性
教授の方々は、人によって学生の教育に関する考え方が千差万別です。
例えば、「学生であるならば学業が第一優先であるべきで、アルバイトや趣味などは時間の無駄だ」と考える教授もいれば、「学生のうちに様々な経験をすることによって、人として成長するべきだ。」と考える教授もいます。
研究の進め方に関しても、自主性を重んじる研究室も、教授からの指示がメインの研究室もあります。
研究室には教授の色が強く出ます。
「自分はどのような研究生活を送りたいか」をよく考えた上で、それと教授の考えがマッチするかをしっかり確認しましょう。
僕の場合は、授業料を支払っているのに言われたことをやるのは納得がいかんという考えを持っているので、自主性を重んじる研究室で、やりたい研究をやっています。
因みに、成果は全然出てないし、出る気もあんまりしてない
先輩陣との相性
研究室生活でより深く関わるのは教授陣よりも先輩方かもしれません。ですので、先輩方との相性を確認するのも欠かせません。
嫌味ったらしい先輩がいたら、その人が直属の先輩になるかもしれないというリスクを背負うことになります。
また、その先輩方が生き生きしているかを注意深く観察するといいかもしれません。
先輩方は、その研究室に入った将来の自分を映す鏡だと思ってください。
教授陣と先輩方の関係性
そして教授陣と先輩方についてもう一つ。
先輩方は教授陣に対してどのような態度で接しているかをよく確認してください。
研究室訪問時に教授自身がいい顔をしたとしても、先輩方との関係性で見えてくるものがあります。
先輩方は教授にヘコヘコしていますか、それとも自然に接していますか?
そういったところから、教授陣の本当のパーソナリティが分かるかもしれません。
うちの研究室は全員言いたいこと好きに言ってる感じがあったから選んだみたいなとこある。
1日、1週間のスケジュール
そして、人との相性の次に重要な、生活スタイルとの相性です。
これについても千差万別。1日12時間以上のコアタイムで月~土の研究室もあれば、ゼミで進捗発表さえできればあとはお好きにという研究室もあります。
自分は体力がありそうでしょうか、もしくは寝食忘れるほど研究にのめり込めそうでしょうか?
その自信がない場合は長時間拘束される研究室は避けるのが無難です。
ただ、研究成果を出す人たちは、
それくらいのめり込んで研究する人たちなのかもしれない。
▼コアタイム12時間にしている教授のコラム
http://www3.u-toyama.ac.jp/orgsyn3/pdf/okahata.pdf
これやって選ぶな
そしてもう一つ、重要な点があります。
それは、研究内容で研究室を選ぶなということです。
量子化学とか物理化学嫌いだったから有機系行こうかな、、、
こういう方はもう一回考え直しましょう。
座学の得手不得手と研究の向き不向きはあまり関係がないと思います。
それよりも、その研究室の環境が自分に合うかを熟慮してください。
研究成果が上がらない苦しいときに、周りにどんな人々がいるかによって、その壁を乗り越えられる確率は大きく変わると思います。
まとめ
以上、研究室配属についての記事でした。
僕は教授にも同期にも恵まれ、今の研究室に入って本当に良かったと思っています。
そして、皆さんにも自分に合う研究室に入って、そう思ってほしいです。
それでは!
▼研究意味ないって思ってませんか?
▼理系大学院生のモーニング・ナイトルーティン
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