高級レストランに行ってきた話

ミニマリズム

どうもたかです。お久しぶりです。

今回は、もすの誕生日に二人で高級レストランに行ってきた時の話をまとめました!

結論から言うと、高い金を払っただけの経験は得られなかったです。

高級レストランにお金を払うのなら、間違いなくお気に入りのカレー屋さんでリラックスする方がいいなと二人の意見が一致しましたね。

ここから、経験の価値が何で決まるのかということを僕なりに考えてみました。

それでは早速行きましょう!

高級レストランは経験しておきたい

高級レストランに行くのは経験になる。

こんな主張聞いたことありませんか?僕は何回かあります。

多分どっかのビジネス系Youtuberがさんざん言っていると思います。

こういった主張を耳にしていたからか否かは置いておいて、なんとなく高級レストランに行ってみたかった。

そして来るもすの誕生日に、満を持して高級レストランに行きました。

ガチガチに緊張するたかもす

そのレストランはホテルの上層階に店を構えており、

綺麗な夜景を楽しむことのできるレストランでした。

お店に着くと、スーツをしっかり着込んだホールの方が席まで案内してくれました。

案内された席にはグラスや食器、メニューの他に、何のために使うか分からない布が置いてありました。

レストランでのマナーなど何も知らない僕は、その布が何なのか全く分かりませんでした。

不思議そうにその布を眺めていると、切羽詰まったような顔で、もすが僕にこう言ってきます。

もす
もす

ヒザっ!ヒザに乗せるの!!(小声)

高級レストランに行くにあたって、マナーをしっかり調べてきていたもすは、

そのマナーを守らなければ白い目で見られると思い込んでおり、僕に必死で訴えかけて来たわけです。

ちょっと笑いました。(かわいい)

そんなこんなしているうちにホールの方がやってきて、グラスに食前酒を注いでくれたのですが、

これを飲んでいいのかが分からない。

料理が来てから?いや、飲んでから料理が来るのか?

ガチガチに緊張する僕たちは震える手でそのお酒を飲み、こんな感じでただ時間が過ぎるのを待っていました。

たか
たか

おい、、しい、、ね?(チラッ)

もす
もす

、、、うん(チラッ)

ガチガチに緊張する二人へ次に襲い掛かってきた迷いは、「食器何使えばええねん問題」でした。

もちろん、「ナイフとフォークは外側から使う」という謎ルールの存在は知っています。しかしコース料理の7品目に対して、どのタイミングでナイフとフォークを使えばいいのか分からない。

そして出されるメニューには僕たちの知らない言葉ばかり。

やれクロケットなり、やれムースリーヌなり、、、いや写真を載せてくれや。そしたらどのタイミングで使うか分かるからよォ、、、

迷いながらも僕たちは前菜を箸で頂くことを決意。

そしたら次の料理が来る前に全てのナイフとフォークが回収されました。

たかもす
たかもす

いや使わんのかい、、、

次々と出される芸術的な料理たち

ガチガチに緊張している二人も、二皿ほど食べると緊張が和らいでいき、段々と食事を楽しむゆとりが生まれていきました。

家で豆腐親子丼ばかり食べている僕にとって、特に料理の盛り付けは異次元でした。

一見非合理的な余白が、料理の美しさを際立たせていて、ミニマリズムのエッセンスを強く感じます。

料理でも部屋でも、しっかり余白をとることでリッチな雰囲気が出来上がるんですよね。

経済的余裕は無駄を愛する余裕につながるからなのでしょうね。

高いし緊張する割に感動は少ない。

では、高い金を払って行く価値があったか?

僕は個人的にはなかったと思っています。

システムが分かりづらけりゃ、リラックスもできない。そして量が少ない(一番大事)。

こんなにプレッシャーのかかる状態では、味もそこまで楽しめない。

高級レストランに慣れることができたら話は違うのでしょうが、あいにくそんなお金も持っていない。

レストランは新規開拓よりも通い詰めることで良さが出てくると思うので、奮発して高級レストランに行っても費用対効果は薄いと思います。

レストランの帰りに二人で、「これだったら * ティライミに会いに行った方がよかったね」と意見が一致しました。

*ティライミに会いに行くというのは、たかもす行きつけのカレー屋さんに行くことを意味します。店長のファッションがナオトインティライミみたいだから。

経験の価値は金で決まるのか?

こういった経験を通して考えたことは、「経験の価値はお金で決まるのか?」ということです。

高級レストランに行ったという経験が増えたという意味では、価値はありました。

しかし心が躍ったり、愛着を覚えるなどの感情的価値は感じませんでした。

これは、高級レストランというのが僕たちの身の丈に合っていなくて、リラックスできていなかったからかなと思います。

人は緊張状態の時には目の前のことしか考えることができなくなります。

美しく盛り付けられた料理が、どのようなコンセプトを持っているのか、どのような調理を行っているのか、そこまで考えを巡らせたりする余裕ができなかったんです。

ここから分かることは、経験の価値というのはお金で決まるのではなく、以下の3つで決まるのかなと思います。

経験の価値を決めるもの
  • 事柄の表面をなぞるだけでなく、内包されたものに考えを巡らせるか
  • 身の丈に合っていて、リラックスできるか
  • 考えたことを言語化できるか

今回の高級レストランに行った経験を例に挙げます。

料理が美味しいか美味しくないか分かったという経験には全く価値はなく、その料理に込められたコンセプト、調理のテクニックに考えを巡らせて初めて経験の価値が生まれます。

しかし、高級レストランが身の丈に合わないのであれば、リラックスできずに、考えを巡らせる余裕ができません。

そして感じたものをただ感じたままにしておくだけではもったいないと思います。

言語化して人に伝える。ここまでして経験の価値が決まると思います。

まとめ

以上、高級レストランに行ってきた話でした。

皆さんも高い金を払うということは、その経験には価値があると思い込まず、

そこから何を感じることができるか、言語化できるかということを考えることをおすすめします。

それでは!

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